農業施設
北海道の食料自給率は216%(全国1位)、また国産供給では北海道が24%もの割合を占めており、北海道の農業は日本の食料安定供給に大きく貢献しています。
そしてその安定的な食料供給に欠かせない、農業施設として農作物の生育に必要な水を管理する施設や農産物を効率的に輸送するため整備された農業用道路等が挙げられます。
これらの農業施設は、農産物を安定的に生産できる施設であるとともに、水の循環を通じた環境保全の機能を持ち、北海道では貯水池等が約600箇所、用水路等が約11,600kmもの施設を有しています。しかし、農業施設の多くは老朽化が進行しており、今後これらの施設を適切に維持管理、及び更新していくことが重要な課題となっています。
私たちは、これらの課題を解決するため、農業農村整備事業を通じて農業施設の調査・設計を行うことで、作物の生産量増加や品質の向上、低コスト生産を可能とする農業施設整備の技術支援をしています。
業務内容
- 用水施設(田・畑)の構想、基本、実施設計
- 排水施設の構想、基本、実施設計
- 営農飲雑用水施設の構想、基本、実施設計
- 道路施設の構想、基本、実施設計
主要実績
平成29年度 農地防災事業 | 幾千世地区(落差工、土留工整備) | 実施設計業務 | 日高振興局 |
平成29年度 経営体事業 | 浜益地区(用水路(田)整備) | 構想、実施設計業務 | 石狩振興局 |
平成29年度 畑地帯(営農用水)事業 | 厚沢部地区(営農飲雑用水整備) | 実施設計業務 | 檜山振興局 |
平成30年度 畑地帯(育成)事業 | 春日地区(畑地かんがい(畑)整備) | 実施設計 | 胆振総合振興局 |
平成30年度 経営体事業 | 青雲二期地区(水路橋、橋脚、橋台) | 機能診断 | 空知総合振興局 |
平成31年度 畑地帯(支援)事業 | 訓子府中央二期地区 | 畑地かんがい実施設計 | オホ-ツク総合振興局 |
平成31年度 畑地帯(営農用水)事業 | 第2陸別地区 | 営農飲雑用水施設実施設計 | 十勝総合振興局 |
令和2年度 畑地帯(営農用水)事業 | 更別地区 | 営農用水施設実施設計業務 | 十勝総合振興局 |
令和2年度 機構関連 | 稲見地区 | 排水路実施設計業務 | 檜山振興局 |
令和3年度 畑地帯事業 | 中央美和地区 | 畑地かんがい実施設計 | オホーツク総合振興局 |
令和3年度 経営体事業 | 浜益地区 | パイプライン実施設計業務 | 石狩振興局 |
令和4年度 通作条件(一般)事業 | 鉛川外1地区 | 農道実施設計業務 | 渡島総合振興局 |
令和4年度 畑地帯(営農用水)事業 | 登別地区 | 営農用水施設実施設計業務 | 胆振総合振興局 |
令和5年度 畑地帯事業 | 川西中央2-1地区 | 畑地かんがい実施設計業務 | 十勝総合振興局 |
令和5年度 中山間事業 | 平取貫気別地区 | 営農飲雑用水施設設計業務 | 日高振興局 |